sonomono納豆菌による納豆粉末摂取で2つの疾病リスクが減少

sonomono納豆菌による納豆粉末摂取で2つの疾病リスクが減少しました
sonomono納豆菌による納豆粉末摂取で2つの疾病リスクが減少しました

【腸内細菌叢からみた疾病リスク分析(SYMGRAM®)】

疾病リスク分析はシンバイオシス・ソリューションズ株式会社が独自に開発した分析手法です。腸内細菌叢の構成と特定の疾病に関連する統計解析の結果をもとに、被験者の腸内細菌叢から疾病リスクを推定します。この解析では、特定の疾病に罹患している人の腸内細菌叢データと、いかなる疾病にも罹患していない健康な人の腸内細菌叢データを比較して、疾病リスク推定モデルを作成します。その疾病リスク推定モデルに、被験者の腸内細菌叢データを当てはめることで、特定の疾病に対するリスク推定値を算出することができます。

今回の実証試験では、提出していただいた大便検体を分析し、得られた腸内細菌叢データを解析しました。その結果、

sonomono納豆菌による納豆粉末(以下、納豆カプセル)を摂取した方々のうち、男性では、約25%の方で腎臓病の疾病リスクの減少(10%以上)が確認されました。また、女性では、約37%の方でバセドウ病の疾病リスクが減少(10%以上)しており、中には60%近くリスクが減少した方も確認されました。

ただし、中には腎臓病やバセドウ病の疾病リスクの減少が見られなかった方もいました。納豆カプセルの摂取効果は、個人個人で異なる摂取前の腸内細菌叢の状態によって異なります。また、納豆カプセルを摂取した場合の腸内細菌叢の変化が男女で異なることから、納豆カプセルが身体に与える影響は男女で異なることも分かってきました。
なお、これらの結果は、検査・分析レポート「SYMGRAM®」として被験者に提供されました。

男性で腎臓病、女性でバセドウ病の
疾病リスクが有意に減少

男性の納豆カプセル摂取群における疾病リスク推定値の変動

男性の納豆カプセル摂取群において、摂取前と摂取後の疾病リスク推定値を比較したところ、納豆カプセルの摂取によって腎臓病の疾病リスク推定値が有意に減少したことがわかった。 なお、納豆カプセル非摂取群では大きな変動はなかった。
(※有意とは、確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられることを示します。)

男性
腎臓病 疾病リスク推定値(平均値)
区分 摂取前 摂取後
納豆カプセル非摂取群 50.1 50.8
納豆カプセル摂取群 57.1 50.6
sonomono納豆菌による納豆粉末摂取による腎臓病リスク推定値の変動

女性の納豆カプセル摂取群における疾病リスク推定値の変動

女性の納豆カプセル摂取群において、摂取前と摂取後の疾病リスク推定値を比較したところ、納豆カプセルの摂取によってバセドウ病の疾病リスク推定値が有意に減少したことがわかった。 なお、納豆カプセル非摂取群では大きな変動はなかった。
(※有意とは、確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられることを示します。)

女性
バセドウ病 疾病リスク推定値(平均値)
区分 摂取前 摂取後
納豆カプセル非摂取群 56.2 56.7
納豆カプセル摂取群 58.1 51.7
sonomono納豆菌による納豆粉末摂取によるバセドウ病リスク推定値の変動

男性の腎臓病、女性のバセドウ病のリスク推定値が高い方が納豆カプセルを摂取した場合、各リスク推定値を下げられる可能性がある。特に江北町の女性はバセドウ病のリスク推定値が高い傾向があるという結果もあり(下記参考データ参照)、納豆カプセルの摂取によりこのリスク推定値を下げられる可能性があるが、疾病と腸内細菌叢の関係 については今後さらなる研究が必要である。 また、腸内細菌叢は個人により異なるため、それぞれの腸内細菌叢に合った食事を摂ることが必要であり、食生活が偏らないよう色々な食品を摂取し、腸内細菌のバランスを整えることも大切である。

参考データ

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疾病リスク推定値(平均値)
疾病名
日本人(20~79歳) 江北町
男性 腎臓病 54.39 54.33
女性 バセドウ病 52.56 57.15
(!)注意事項
  • 疾病リスク分析は、この結果を健康の維持や疾病の予防に役立てることを目的としたものであり、実際の健康状態や疾病を診断する 医療行為に該当するものではありません。
  • 疾病リスク分析は、腸内細菌叢の分析結果から推定したものであり、必ずしも現在の疾病の罹患状況と一致するものではありません。
  • 現在罹患中の疾病でも、疾病リスクが低いと推定されることがありますが、その場合は腸内細菌叢以外にその疾病の原因がある可能性が高いと考えられます。一方、現在罹患中の疾病で、疾病リスクが高いと推定されている場合は、腸内細菌叢がその疾病の原因の一端となっている可能性が高いと考えられます。

sonomono納豆菌による納豆粉末の摂取による腸内細菌叢の変動調査

目的

sonomono納豆菌による納豆粉末(以下、納豆カプセル)の摂取による腸内細菌叢の変動を分析する

方法

江北町町民モニター205名のうち、約半数の方に納豆カプセルを約60日間摂取していただきました。納豆カプセル摂取群と非摂取群の菌叢データの比較と、摂取群における摂取前と摂取後の菌叢データから、納豆カプセル摂取による腸内細菌叢の変動を分析しました。

納豆粉末(納豆カプセル)