Gut microbiota data and disease risk analysis腸内細菌叢と
疾病リスク分析
腸内細菌叢の構成解析
による
疾病リスク分析
[世界初・特許取得済]
※腸内細菌叢の検査・分析サービス「SYMGRAM®」はシンバイオシス・ソリューションズ株式会社が運営するサービスであり、シンバイオシス・ソリューションズ株式会社の独自の分析手法が用いられています。ここではその分析手法のうち、疾病リスク分析を解説しています。
- 疾病リスク
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被検者の腸内細菌叢の構成が特定の疾病に関係する可能性を数値化したもの
特定の疾病に罹患している人の腸内細菌叢データと、いかなる疾病にも罹患していない健康な人の腸内細菌叢データを用いて、疾病リスク推定モデルを作成します。この疾病リスク推定モデルに、被検者の腸内細菌叢データを当てはめることで、特定の疾病に対するリスク推定値(疾病リスク)を算出することができます。
疾病の原因には、年齢や生活習慣、遺伝など様々な要因があります。
疾病リスク分析では、疾病の原因となる年齢や生活習慣、遺伝などの様々な要因の中で、特に腸内細菌叢の構成に焦点を当てています。このため、特定の疾病に関するリスク推定値が高いことは、その疾病に罹患する可能性を直接示しているわけではなく、被検者の腸内細菌叢のバランスや特徴が、その疾病に罹患している人の腸内細菌叢のバランスや特徴に似ていることを示しています。
腸内細菌叢は生活習慣や食生活で変えられる
被検者の腸内細菌叢は、被検者の誕生からこれまでの経験や生活習慣、食生活などにより形成されてきたものですが、これからの生活習慣や食生活によって変化させることもできます。
特定の疾病のリスク推定値が高い場合には、現在の生活習慣や食生活を見直すことで、リスク推定値の低い健康的な腸内細菌叢に変えてゆくことができる可能性があります。
腸内細菌叢データベースを用いた
疾病リスク推定モデルのベースとなる連関モデルの概念図
疾病リスク分析は、腸内細菌叢の解析結果から推定したものであり、必ずしも現在の疾病の罹患状況と一致するものではありません。現在罹患中の疾病でも、疾病リスクが低いと推定されることがありますが、その場合は腸内細菌叢以外にその疾病の原因がある可能性が高いと考えられます。
一方、現在罹患中の疾病で、疾病リスクが高いと推定されている場合は、腸内細菌叢がその疾病の原因の一端となっている可能性が高いと考えられます。
実証試験が終了した後、モニターに
「SYMGRAM®」の分析結果を
お知らせしました。
今回の試験に参加したモニターの方々には、提出していただいた大便検体から抽出した腸内細菌の遺伝子データを用いて分析したSYMGRAM®のレポートの結果をお知らせしました。
被検者様の腸内細菌叢の構成から疾病リスクを推定し(疾病リスク分析)、リスクが高いと推定される疾病について、予防・改善のための推奨食品を提示