Soybeans from Kohoku Town佐賀県江北町産大豆
土の中の微生物のはたらきを
最大限に活用
自然の力でつくる大豆
江北町(こうほくまち)有機研究会は、「体に良いものを食べ続けると健康な体になる」という信念のもと、農薬や化学肥料を使わずに田んぼや畑づくりに向き合っています。会長を務める北原靖章さんは、ご自身で北原農園を営む農家の6代目。米や麦、大豆をおよそ50年にわたり栽培しています。米作りでは田植えの時に米ぬかを一緒に散布し、大豆栽培では麦との輪作で大豆の根に共生する根粒菌の働きを促すなど、自然の中に存在しない農薬や化学肥料には頼ることなく、土の中で微生物がしっかり働き、作物の生育に必要な養分を効率的に摂れる圓場(ほじょう)作りに努めてきました。その分、日々の観察や手作業での除草、害虫駆除などの手間ひまが欠かせません。
化学農薬や化学肥料は
使用していません。
(grown without chemicals)
遺伝子組み換え大豆ではありません。
(non-GMO)
江北町有機研究会がつくる大豆
フクユタカの特徴
大豆の国内総生産量は235,900トンで自給率はわずか7%。ほぼ海外からの輸入に頼っています。国産大豆の品質評価は高く、佐賀県は大豆の作付面積や収穫量ともに全国トップクラスで、均質で安定した良品質の大豆「フクユタカ」の生産地として有名です。
自給率がわずか7%しかない国産大豆の中でも、江北町有機研究会がつくる農薬や化学肥料に頼らない希少な大豆は、佐賀県特別栽培農産認証大豆として、その品質と味の良さで注目を集めており、安心安全で健康的にも大変価値が高い大豆なのです。
●大豆生産量都道府県ランキング
国内に流通している大豆の8割以上が
遺伝子組み換え大豆という現実
現在、都道府県が普及奨励している大豆の品種は、すべて日本国内で育成された品種か、日本に古くから伝わる在来種です。 これらの大豆品種には遺伝子組換え技術は使われていません。
前述のとおり国内の大豆自給率はおよそ7%。つまり日本で流通している大豆の93%は輸入大豆となりますが、その内訳は、アメリカが約8割(76%)を占め、続いてブラジル(15%)、カナダ(8%)、中国(1%)と続きます。そのうち9割以上が遺伝子組み換え大豆ですので、日本で流通している大豆の8割以上は遺伝子組み換え(Genetically Modified Organisms=GMO)の大豆と推定することができます。
遺伝子組み換えには、害虫に抵抗性を持たせたものと除草剤に耐性を持たせたものがあります。雑草も除草剤に耐性を持つようになるため、農薬の使用量が大幅に増えるというデータもあり、遺伝子組み換えは健康被害だけでなく、生態系へも深刻なダメージを引き起こしているといわれています。
●日本で消費される大豆
日本の食卓に欠かせない豆腐や納豆、味噌、醤油の原料である大豆の8割以上が遺伝子組み換え大豆で占められているということになりますが、今の日本の遺伝子組み換え表示ルールは不十分で、知らないままに食べているのが実態です。遺伝子組み換え作物を食べることで、免疫疾患や自閉症などさまざまな健康被害が出るという調査報告もあります。
自然界ではありえないような人為的操作の安全性は不確かで、将来の自然界や子供たちに与える影響は計り知れません。
緑豊かな平地が広がる佐賀県「江北町」
佐賀のおへそ・佐賀県の中心にある江北町(こうほくまち)は、全国有数の大豆生産地です。”環境に優しく、安心安全な農業の継続”を目指して、化学農薬・化学肥料不使用の栽培を実践しています。農業が盛んで、ライバルは北海道と言っていいほど、一年を通して美味しい農作物がたくさん。春は黄金色の麦畑、夏は田植えの風景、秋には頭を垂れた稲穂たち、冬には麦畑に黒い旗が風になびく、そんな日本の田舎の素敵な風景が広がっています。
江戸時代は長崎街道の宿場町として、昭和初期には炭鉱の町として栄えた町です。その名残を残した商店街や民家は、どこか懐かしく歴史を感じさせます。
すべては環境保全と、人々の健康のために
江北町では、”環境に優しく、安心安全な農業の継続”を目指して、昭和60年から「江北町防除協議会」を立ち上げ 、水稲の減農薬栽培、減化学肥料・減農薬栽培に町一体となり取り組んできました。長年にわたる有機栽培への取り組みは、環境保全型農業の先進的な取り組みとして注目を集めています。
守りつづけたい、
想いと技術があります。
健康をサポートする商品だからこそ、原料となる素材にもこだわりたい。
原料一つひとつから生産者の顔が分かる商品を提供していきたいという思いから、こだわりを持ち育てている生産者を探し、たどり着いたのが佐賀県江北町で長年農業に従事する北原さんでした。
こだわりの「大豆」の作り手である北原さんは、佐賀県江北町で江北町有機研究会の会長も務めておられます。平成30年度にはその功績が認められ、農事功績表彰で緑白綬有功賞を受賞されました。
炎天下の夏でも毎日畑に向かい、前屈の姿勢で虫取りや草むしりを率先し行う農家の皆さんが手掛ける大豆を使った商品をたくさんの方にお届けしたい。日本には、どれだけ手間ひまがかかっても安心・安全な農産物の生産と環境に優しい農業を率先して実践している生産者がいます。sonomonoは、そんな生産者の想いを未来へ繋いでいく活動を全力で進めていきます。
ビフィズス菌や乳酸菌が増えました!